髙橋 隆一さん
髙橋 隆一さんは夫婦で“農薬・化学肥料不使用の自然栽培”に取り組んでいます。
隆一さんは主にマコモダケやねぎなどの野菜と、穂たる米(コシヒカリ)を生産しています。また、切干し大根などの加工品も作っています。隆一さんの商品はすべて農薬・化学肥料不使用で作っています。


どんな料理にも合う万能野菜
マコモダケは10月上旬から11月中旬にかけて収穫時期を迎え、アンテナショップや市場、県内のホテルなどに出荷しています。調理方法としては、バター炒めやきんぴらなどでよく食べられます。生で食べることもでき、炒めても焼いてもおいしい万能野菜です。

自然栽培を始めたきっかけ
病気や体調不良の根本的な所は食事からだと感じた隆一さんは、まず食事について見直したところ自然栽培にたどり着き、栽培方法について勉強したそうです。農薬や化学肥料を使わず、自然の力を借りて作物を育てることはとても手間がかかり、大変な作業です。
「人は自然のお手伝いをするだけ。自然栽培は水と空気が綺麗でないと出来ない。」
「手軽な食事が増えている今、子ども達にも自然栽培について学んでもらい、体験してほしいと思っている。それが食育に繋がる。」
と話してくれました。隆一さんの作る野菜には、そんな夫婦の熱い思いが込められています。
もがみまち物産協会 会長 奥山 勝明さん
奥山勝明さんの特別栽培米“夢まどか”はアイガモと育てたお米です。
田んぼが黄金色に輝く9月下旬頃、夢まどかの稲刈りが始まります。




アイガモ農法
アイガモ農法で一番大変なことは何ですかと伺ったところ、カモを鳥や獣から守ることが一番大変だとおっしゃっていました。そのために広い田んぼにネットを張り、常にカモを守っていかなければなりません。
しかし大変なことばかりではなく、稲の葉を食べる虫をカモが食べ田んぼの中を泳ぎ回ることで水が濁り雑草が生えないようになり、除草剤や消毒の変わりをしてくれているのです。


アイガモ農法に対する思い
アイガモ農法でお米を育てる事はとても大変なことですが、
“お米の量が取れなくても食味と安全性を一番に考え、楽しみに待ってくれているお客様の思いにこたえたい。そのためにもアイガモ農法を守っていきたい。”
とおっしゃっていました。
勝明さんの“夢まどか”には、そんな思いが込められています。