岸 寿子さん

🌸最上町でいちじくの栽培を始めて3年目を迎える岸 寿子さんにお話を伺いました!取材の様子をお伝えします!🌸

寿子さんは年間を通して花の出荷をしています。夏は“りんどう”冬は“ストック”を栽培し、主に関東方面の市場や地元の産直に出荷をしています。雪の多い最上町で“いちじく”の栽培を始めて今年で3年目を迎える寿子さんに、いちじくを作り始めたきっかけをお伺いしました!

『生のいちじくが大好きで、たくさん食べたい!!自分で栽培してみよう!』と思ったのがきっかけで栽培を始めたそうです。どのように栽培したらいいのかを勉強し、いちじくの研修会などにも参加したそうです。

いちじくには夏果と秋果があり寿子さんは秋果をメインとしています。

いちじくのおすすめの食べ方をお伺いしたところ、『生で食べるの一番おいしい!』とおっしゃっていました。他にも『アイスと一緒に食べたり、生クリームをかけてもおいしいよ』と教えていただきました。寿子さんのいちじくは、甘さがありみずみずしく、とてもおいしかったです!

いちじくの他にも寿子さんは趣味でパイナップルやレモン・ゆずにきんかんも栽培しているんですよ!

最上町で南国フルーツの栽培が見れるのはとても不思議ですよね!

『雪の多い最上町で南国の果物を栽培するのはとても大変だけど、その分喜びも大きいんだよ』とおっしゃっていました!

いちじく作りで大変な事をお伺いしたところ、枝作り(どの枝を残してどの枝をとるか)や最上町は雪が多く冷え込むため、ハウスで囲って寒さに弱いいちじくを守り、カラスや獣から守る対策は一番苦労するとおっしゃっていました。

しかし大変なことだけではなく、栽培を始めて2年目になるころには実が大きく育ち、収穫したいちじくを食べた時には、とてもうれしかったそうです!

取材にお伺いした9月下旬頃は、最上町のシンボル花『りんどう』もきれいに咲いていました。

また、山形県主催の『やまがたフラワーフェスティバル2023』では、10月13日に行われた品評会で見事『東北農政局長賞』を受賞されました!

夏になればりんどうの出荷準備で忙しくなる寿子さんですが、いちじく作りを通して最上町のPRになればうれしいし、地産地消に繋がるよう地元のレストランや産直へ今後、繋げていきたいとおっしゃっていました。

佐藤 真由美 さん

 佐藤真由美さんは、家族でトルコキキョウを出荷しています。みなさんの素敵な笑顔で心まで温まる花の出荷の様子をお届けします。

トルコキキョウの出荷時期は8月中旬~10月上旬頃で、主に関東方面の市場やアンテナショップ、最上町の産直に出荷しています。

真由美さんは他にも、ほうれん草や小松菜・アスパラ菜や最上伝承野菜の一つである久五郎豆を収穫し、その豆で作る“久五郎味噌”の販売も行っています。

トルコキキョウは色・種類がさまざまで、ピンクや紫・白・赤などがあり、ハウスの中はトルコキキョウのカラフルな色でとても素敵な空間でした。

出荷作業では一本一本丁寧に確認し、下に咲いている花は切り落とし剪定していきます。長さを揃え花の輪数によって分けていきます。

真由美さんは剪定の際に切り落とした花を“花手水”(※はなちょうず)にして庭に飾り水に浮かぶ花を楽しんでいました。

花に対する優しさが皆さんの笑顔から伝わってきて心まで温かくなりました。

※神社などで手を清めるためにある「手水舎」に花を浮かべること。